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#015 「四国遍路」

さぬきへんろみち讃岐遍路道

  • 記念物
  • 史跡
  • 香川県高松市
  • 香川県丸亀市
  • 香川県坂出市
  • 香川県善通寺市
  • 香川県観音寺市
  • 香川県さぬき市
  • 香川県東かがわ市
  • 香川県三豊市
  • 香川県宇多津町
  • 香川県多度津町

讃岐遍路道 讃岐遍路道

文化財体系 記念物/史跡
所在地 香川県高松市
香川県丸亀市
香川県坂出市
香川県善通寺市
香川県観音寺市
香川県さぬき市
香川県東かがわ市
香川県三豊市
香川県宇多津町
香川県多度津町
他、指定等の状況 一部史跡指定

概要

遍路道は、官道や江戸時代の五街道とは異なり、広範囲にまたがる回遊式の巡礼道で、民間に広く普及した信仰の道を示す価値を持ち、沿道には遍路と関係の深い道標や丁石などの石造物、堂・庵などがあり、江戸時代の史料や明治時代の地図等により、道筋を確定できるとともに、道幅、路面等も大きな改変がなく、古道の景観が良好に遺存している。
「曼荼羅寺道」
史跡指定されている曼荼羅寺道は、三豊市三野町に所在する四国遍路第71番札所弥谷寺から善通寺市吉原町に所在する四国遍路第72番札所曼荼羅寺までの全長2.9㎞の遍路道のうち、地道で古道の景観が残る約0.86㎞の区間である。『四国遍路名所図会』(寛政12年(1800))には「穴薬師堂 門を出て左手にあり、是より左へ山道を行。石地蔵尊 長二丈斗の石仏麓にあり」と遍路道の様子が書かれており、また弥谷寺所蔵の「讃岐剣御山弥谷寺全図」(天保15年(1844))には参道途中から曼荼羅寺へと延びる遍路道が描かれている。沿道には江戸時代から明治時代にかけての道標や丁石が造立され、絵図等に描かれている「石地蔵尊」・「初地菩薩」は今も遍路道沿いに残る。
「根香寺道」
史跡指定されている根香寺道は、坂出市青海町に所在する四国遍路第81番札所白峯寺から高松市中山町に所在する四国遍路第82番札所根香寺までの全長4.8㎞の遍路道のうち、地道で古道の景観が残る約2.2㎞の区間である。『金毘羅参詣名所図会』(弘化4年(1847))や『讃岐国名勝図会』(嘉永6年(1853))には、白峯寺の七棟門から根香寺へ延びる遍路道が描かれている。沿道には鎌倉時代から江戸時代の道標10基、丁石43基、下乗石、灯籠、石仏など8基が造立されている。また、十九丁石の國分寺への分岐点には礎石建物が検出され、19世紀頃の庵や茶堂であったとみられる施設の存在を推測することができる。
「大窪寺道」
史跡指定されている大窪寺道は、さぬき市長尾に所在する四国遍路第87番札所長尾寺からさぬき市多和に所在する四国遍路第88番札所大窪寺までの全長15.6kmの区間のうち、約1.5kmの区間である。沿道には丁石や、遍路の途中で亡くなった人を弔う「遍路墓」など、石造物が多く見られる。

ストーリーの位置づけ

「涅槃の道場」。66番札所雲辺寺から88番札所大窪寺までの旧讃岐国を通る遍路道。讃岐山地や弥谷山や五色台、屋島などの山間部を通る難所から市街地や平野部を抜ける平坦な遍路道など、バラエティに富んでいる。大部分は、後世の改変を受けているが、部分的に未舗装の古道の景観を残すところもある。丁石や道標なども多く残っており、江戸時代からの遍路の姿を偲ばせる遍路道として、根香寺道と曼荼羅寺道・大窪寺道の一部が史跡に指定されている。

【文責】 香川県文化振興課

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