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#042 忍びの里 伊賀・甲賀
油日神社の文化財群
油日神社は、油日岳の麓に鎮座する古社である。古くは油日岳を神体山とし、社伝によれば山頂に大明神が降臨し、油の火のような光を放ったことから「油日」の名がつけられたとされる。明応4年(1495年)に建てられた本殿は、近隣の武士たちが力を合わせて寄進したもので、戦国時代には甲賀衆の拠り所となった。また、境内の本殿・拝殿・楼門・廻廊は国の重要文化財に指定されており、中世の神社景観を今に伝える貴重な文化財である。
【国指定重文建造物(1楼門・回廊・本殿)国指定史跡(境内地:甲賀郡中惣遺跡群)】 油日神社は、甲賀衆たちが崇敬した甲賀の総社であり、聖徳太子を戦に勝つための軍神として崇めた。廻廊は、甲賀衆の合議の場で、本殿は多くの侍衆たちが力を合わせて寄進したものである。 【県選択無形民俗(2油日の奴振(やっこふり))】 油日神社に5年に一度奉納される行事で、豪華な衣装を身につけた奴が登場する。この行事は甲賀衆であったかつての上野の惣領が奴を伴って油日神社に社参するというもの。 【市指定(3油日神の懸仏(かけぼとけ)群)】 油日神社では聖徳太子を軍神と崇め、摩利支天などが信仰され、それらが懸仏として残っている。摩利支天は忍術秘伝書の中に、隠形の術として呪文とともに載せられ、忍者の守護神でもある。
【文責】 甲賀市歴史文化財課
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