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#015 「四国遍路」
土佐遍路道
阿波最後の札所である第23番札所薬王寺(と第24番札所最御崎寺(室戸市)の間にある国境の宍喰峠から、土佐最後の札所第39番札所延光寺(宿毛市)から第40番札所観自在寺に向かう国境の松尾峠まで、延長約400㎞に及ぶ道筋。
「修行の道場」。東西に細長い高知県内の遍路道は、約400kmで霊場間の距離も長い。第31番札所のある高知市五台山には、東西南北から総計約4kmの遍路道が寺院を目指す。藩主の参拝にも用いられた参詣道も通常時には遍路道が利用する姿が、「四国遍礼名所図会」にも描かれる。第35番札所清瀧寺と第36番札所青龍寺の間にある約2kmの塚地峠は、道筋に遍路墓や標石等の石造物が残り墓塔と道標を兼ねた大岩も見られる。地域住民の生活道として利用された道でもある。松尾峠は、第39番札所延光寺から愛媛県への県境で麓に番所が設けられていた。峠への道は、石畳等を確認し豊後水道が眼下に広がり近代に入っても茶屋が旅人の憩いの場となっていた。上記以外にも、県内には良好な景観が残る遍路道があり遍路の利用やウォーキング等で活用されている。
【文責】 高知県歴史文化財課
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