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#015 「四国遍路」
阿波遍路道
四国八十八箇所霊場をめぐる遍路道は,四国4県にまたがる空海ゆかりの寺社を巡る全長1,400kmにも及ぶ霊場巡礼道である。阿波遍路道は,阿波国(徳島県域)に所在する遍路道で,これまでに延長約16kmの遍路道,及び札所寺院6箇寺が史跡に指定された。
「発心の道場」。阿波遍路道は約280㎞の行程である。京阪神方面からのお遍路は鳴門市の岡崎港に上陸し,四国八十八箇所第1番札所霊山寺を目指す。1番霊山寺から10番切幡寺に至る遍路道は吉野川北岸の農村地帯を通過する。「十里十箇寺」と呼ばれ、比較的短い間隔で札所が連続する穏やかな遍路道である。四国一の大河吉野川を南に渡り、11番藤井寺から12番焼山寺に向かう「焼山寺道」では景観は一変する。約12㎞にも及ぶ険しい山道は「遍路転がし」と呼ばれ、四国遍路随一の難所とされる。沿道には道標・丁石などが多く残り、往時の景観をよく留めている。その後、遍路道は、鮎喰川沿いに下り、かつて国府の所在した徳島市国府町の平野部を通過する。一帯には1番大日寺から17番井戸寺の5箇寺が集中し、「五箇所参り」と呼ばれる区切り打ちの習慣が今も続く。遍路道は18番恩山寺、19番立江寺を経て、再び山間部に入る。20番鶴林寺から21番太龍寺に至る遍路道「鶴林寺道」「太龍寺道」は、古道の景観をよく留め、約7㎞が国史跡に指定されている。23番薬王寺以南の「東寺道」は一路土佐を目指す海沿いの遍路道となる。峠と海岸が交互に連続する牟岐町の「八坂八浜」、海陽町の馬路峠などは古道の景観をよくとどめる。遍路道は宍喰峠で国境を越えて土佐に入る。
【文責】 徳島県文化資源活用課
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