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#015 「四国遍路」
常楽寺
(史跡) 常楽寺は、弘仁6年に空海が開基したと伝えられるが、奈良時代から平安時代の瓦の出土が見られることから、奈良時代に創建された寺院であったことを窺わせる。本堂・大師堂が丘陵を削平した岩盤上に建てられ、「流水岩の庭」の伽藍景観が個性的な魅力を有し、地下遺構や境内景観の保存が良好であることから、史跡に指定された。 (本堂) 辰ヶ山の中腹に東面して建つ。入母屋造本瓦葺の3間堂。正面に1間向拝を付ける。方柱で、平三斗、中備蟇股、二軒繁垂木。内部は正面1間通りを外陣、その奥を内陣とし、中央に須弥壇を構え、厨子を置く。外陣鏡天井に龍が描かれる。近世四国札所本堂の好例。 (大師堂) 本堂の東北に南面して建つ。宝形造本瓦葺の3間堂。正面に1間向拝を付ける。方柱、木鼻付平三斗、中備蟇股、二軒繁垂木。正面の小壁に彫物を飾る。内部は正面1間通りを外陣、奥を内陣とする。江戸後期に遡る本堂と大師堂が残り、近世四国札所の景観を伝える。
第14番札所。弘仁6年(815)弘法大師により開基(伝)。17世紀には山下にあったが、1818年に現在地に移転。15年ほど前まで通夜堂があった。昭和初期までは毎月大師講が行われた。
【文責】 徳島県文化資源活用課
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