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#015 「四国遍路」
地蔵寺
(史跡) 地蔵寺は、弘仁12年に空海が開基したと伝えられ、奥の院である五百羅漢堂をはじめとする5つの棟は国登録有形文化財であり、諸堂の存在により地下遺構が保存されるとともに、境内景観も良好に保たれており、史跡に指定された。 (本堂) 境内地の西南に東面して建つ。桁行三間梁間三間で、正面に一間向拝を付け、背面半間通りを取り込む。入母屋造本瓦葺。正面一間通りを外陣、その奥を内陣とし、後方中央に須弥壇を構える。柱は方柱で、隅に絵様肘木を置く。近世に遡る四国札所本堂の好例。 (五百羅漢堂) 本堂など主要伽藍の北方高台に位置する。釈迦堂を中心に大師堂と弥勒堂を対面してコ字形に配し、この間を回廊が繋ぐ。建築面積674平方メートル。本瓦葺とし、回廊には背面に接して壇を設けて、羅漢像を安置する。庶民の信仰を集める大規模な境内仏堂。 (大師堂) 本堂の東方に対面して建つ。桁行三間梁間三間、入母屋造本瓦葺で、正面中央に唐破風造の一間向拝を付設。方柱で平三斗とし、彫刻欄間を飾る。二軒繁垂木。内部は後方一間通りを柱列や小壁で間仕切り、厨子を安置する。鏡天井に天女を描くなど、装飾性が強い。 (不動堂) 本堂の北側に接して建つ。桁行三間梁間三間で、正面に一間向拝、背面に仏壇を付設する。切妻造本瓦葺。内部は一室で、板敷とし、棹縁天井を張り、中央に護摩壇を置く。方柱で、大斗肘木を置き、一軒繁垂木。二重虹梁大瓶束の妻面に飾られる彫刻が親しまれる。 (経蔵) 本堂の北方に南面して建つ。桁行五・九メートル梁間四・九メートル、寄棟造本瓦葺。切石積基礎上に建つ土蔵で、外壁を漆喰仕上げとし、側面に花頭形の格子窓を穿つ。堂内は板敷で、壁板張、鏡天井を張り、中央に八角の輪蔵を置く。丁寧なつくりの小規模経蔵。
第5番札所。弘仁12年(821)弘法大師開基(伝)。藩主蜂須賀家との関係が深い。代々「御目見得寺」で、四国八十八箇所の「八大寺」の一つ。遍路関係資料を多く所蔵し、真念以前の札所と遍路のあり方を知る上で極めて重要。昭和30年代まで通夜堂あり。参道沿いには遍路宿・料理屋あり。
【文責】 徳島県文化資源活用課
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