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#015 「四国遍路」
横峰寺
【横峰寺境内】 第 60 番札所横峰寺は、西条市小松町石鎚にあり、真言宗御室派の寺院で石鎚信仰にもかかわる霊場である。その創立については、明確な史料を欠いているが、同寺に所蔵されている金銅蔵王権現御正体(みしょうたい)(県指定有形文化財(工芸品)、昭和 40 年4月2日指定)は鍍金銅製で、平安時代末期頃の製作と推定されており、その頃までに石鎚山を信仰の対象とする山岳信仰の霊場として成立していた可能性が高い。明治時代の廃仏毀釈により廃寺になるが、明治末年に現在地に復興され今日に至っている。 【星ヶ森】 星ヶ森は境内地の南西端、加茂川によって開析された石鎚山北側の谷を挟んで石鎚山脈とほぼ並走する尾根稜線の鞍部(標高約820m)に所在する霊峰石鎚山の遥拝所である。「星ヶ森」の名称は、空海がこの地で星に除災求福を祈る法会の星供養を行ったことに由来すると伝えられている。
第60番札所。西日本最高峰石鎚山(標高1982m)の中腹(海抜740m)にあり、弘法大師は「三教指帰」の中で「或時は石峯に跨って粮を絶ち轗軻たり」と記す。白雉2年(651)役小角により開基(伝)。本堂横の山の斜面一面に咲く石楠花の花は圧巻。かつて遍路ころがしの難所として有名だったが、昭和59年林道開通。本尊は桧造りの大日如来坐像で県有形文化財に指定。山門の東にある尾根からは石鎚山が遥拝でき、「星ヶ森」と呼ばれ名勝に指定されている。
【文責】 愛媛県まなび推進課・愛媛県文化財保護課
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